命日
2008年 06月 25日
いぬやしきの河童親爺が、我が家に来た預りっ子に惚れ込み、
家族にと切望して迎えたのが、三女マドレーヌでした。
5~6才で捨てられた命をボランティアさんに救われ、
我が家に来て、2年足らずで血管肉腫で逝ってしまいました。
何故そんなに早く逝ってしまうのか、まるで駆け足で通り過ぎてしまったようで、
置いていかれたような呆然とした喪失感が今もあります。
命日に、I.T様から清らかで可愛らしいお花を頂戴し、
私たちの心の中でマドレーヌを強く深く思い出しています。
主人は、もう一度マドレーヌに会いたい、と洩らします。
もっと長く一緒にいて、もっともっと幸せにしてあげたいと望んでも、
命のタイムリミットがありました。
結局、「今」を大事に一緒に過ごすしかないのですね。
( ↑ 在りし日のマド、長女に抱っこされています)
( ↑ 今は亡きマドとSAL 本当に短い間しか、一緒に過ごせなかった)
こういう子達との出会いを通して、思うことがあります。
捨て犬のボランティア活動への小さな関わりを始め、4年目になります。
保護された命も、甲斐なく、身近の4匹を見送り、
また、預り家庭のひとまずの幸せにさえ辿り着くことなく、淋しく亡くなって行く子達もいました。
個人の力であがいても救いきれない年間35万の命の無念を思うと、
打ちひしがれます。
より多くの方と共に考え、社会の意識に訴えていく必要があると思います。
命は商品ではないので、安易に売買できない方が良いと思います。
避妊去勢をし、病気を予防し、一代限りで大切に飼う。
次の子を迎える時は、ショップやブリーダーから買わず、捨てられた子の施設から迎える。
安易な自家繁殖・繁殖業の規制、
マイクロチップ義務化で、捨て犬(罰金対象)、迷い犬の返還率を高めることにより、
致死処分を減らす。
一度捨てたら、二度と飼えなくする法律。
タバコのように許可制にすることも不可能でないと仰る議員さんもおられます。
闘犬廃止。
以上のような事柄を、叫んでいきたいと思います。
折角生まれてきた命が、生を全うできるために。
by meguronoinuyashik
| 2008-06-25 14:47